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方法・装置の種類から矯正治療を知る

表側矯正(ラビアル矯正)

ABOUT

表側矯正とは?

表側矯正(ラビアル矯正)とは、歯の表面(唇側)にブラケットという小さな装置を取り付け、そこにワイヤーを通して歯を動かす矯正方法です。一般に「ワイヤー矯正」「マルチブラケット法」とも呼ばれ、裏側(舌側)に装置を付けるリンガル矯正と対になる治療法です。

ブラケットとワイヤーによって歯に持続的な力を加え、少しずつ理想的な位置へと動かしていきます。非常に多くの症例に適応できる点が大きな特徴で、複雑な不正咬合や抜歯症例でも高い精度で歯を動かすことが可能です。適切な治療計画のもと行えば、治療期間が比較的短く済むケースも多くあります。

表側矯正は装置が固定式であるため、患者さんの着脱管理が不要で常に矯正力がかかり、治療が計画通り進みやすいという利点があります。また、装置が見える位置にある分、歯科医師が歯の動きを直接確認しながら細かな調整を行いやすい点もメリットです。子どもから成人まで幅広い年齢層に適応できることも、表側矯正が“スタンダードな矯正方法”と言われる理由の一つです。

現在でも世界中で広く採用されており、その効果と信頼性の高さから多くの患者さんに選ばれています。調査では、ワイヤー矯正など固定式装置による治療を受けた患者の満足度は91%以上と報告されています。一方で、歯の表側に装置が見えるため見た目への影響は避けられず、矯正していることを知られたくない方にはデメリットとなることもあります。しかし、近年では白や透明のブラケットなど審美性に配慮した素材も普及し、見た目の問題が大きく軽減されています。

MERIT

メリット

01:VERSATILITY

ほとんどすべての症例に
対応できる適応範囲の広さ

重度の不正咬合にも有効で、治療計画の自由度が高い点が最大の強みです。

02:FIXED

固定式装置のため
自己管理が不要

マウスピース矯正のように「20時間装着」などの自己管理が不要で、常に矯正力がかかり確実に治療が進みます。

03:AFFORDABILITY

費用が比較的抑えられる

裏側矯正や一部のマウスピース矯正より費用が低く設定されることが多い治療方法です。

04:AESTHETICS

白・透明のブラケットで
目立ちにくくできる

セラミック製など審美性に優れたブラケットを使用することで、見た目の負担を大きく軽減できます。

05:SPEECH

発音への影響が少ない

裏側に装置が当たらないため、舌の違和感や発音障害が起こりにくいという利点があります。

DEMERIT

デメリット

01:VISIBILITY

見た目に装置が見える

会話や笑顔の際にブラケットが見えるため、人によっては心理的負担になります。

02:DIET

食事内容に注意が必要

硬い食べ物・粘着質な食べ物は装置破損の原因になるため制限が必要です。また、装置周囲に食べかすが溜まりやすく虫歯リスクが上がります。

03:DISCOMFORT

口内炎や痛みが出やすい

頬や唇に装置が当たりやすく、ワイヤー調整後に数日の痛みが出ることがあります。

04:VISITS

定期通院が必須

4〜8週ごとの調整が必要で、治療完了まで継続した来院が必要です。

PHILOSOPHY

当院の治療方針

当院は、表側矯正の治療効果を最大限に引き出しながら、患者さんの負担をできる限り少なくするため、次のような点にこだわっています。

通院回数をできるだけ
抑える治療計画

高性能ワイヤーの活用や歯の動きを見越した計画により、調整の間隔をできるだけ広く設定しています。忙しい方や遠方の方も無理なく通院できるよう工夫しています。

審美性への配慮

白・透明のブラケット、目立ちにくいワイヤーを使用し、表側矯正でもできるだけ装置を目立たなくする取り組みを行っています。

矯正用アンカースクリューの
使用を最小限に

必要性が高い場合に限り使用し、基本的には使わず治療を完結できるよう計画します。多くの患者様がスクリュー非使用で治療を終えています。

患者さんと
“ゴールを共有する矯正治療”

治療開始前に理想の仕上がりや治療期間の目標を一緒に設定します。
患者さんと方向性を共有することで、モチベーションの維持と治療への納得感が大きく高まります。

DEVICE

装置の説明

表側矯正の主な装置は以下の通りです。

ブラケット

歯の表面に接着する小さな留め具(白・透明素材も選択可)

アーチワイヤー

歯を動かす力を加えるワイヤー(形状記憶合金が一般的)

バンド

奥歯に使用する金属製リング状の装置

補助装置

パワーチェーン、コイルスプリング、顎間ゴムなど目的に応じて追加

治療初期は細いワイヤーで歯並びを整え、段階的に太いワイヤーへ移行していきます。
これにより、無理のない自然な力で歯を理想的な位置へ導きます。

FAQ

よくある質問

Q.

矯正は痛いですか?

装置装着後や調整後に痛みが出ることはありますが、多くは数日で軽減します。市販薬で対処可能です。

Q.

治療期間はどれくらい?

一般的に 2〜2年半。
軽度なら1年ほど、複雑な症例では3年以上かかることもあります。

Q.

矯正中の食事で気をつけることは?

硬いもの・粘着質なものは破損リスクがあるため注意が必要です。食後の丁寧なブラッシングがとても重要です。

Q.

装置は目立ちますか?

金属ブラケットは見えますが、白・透明のブラケットを使用すればかなり目立ちにくくできます。

Q.

大人でも矯正できますか?

はい、可能です。
歯と歯ぐきが健康であれば年齢制限はありません。ただし子どもより治療期間はやや長くなる傾向があります。